当院で取り扱っているワクチン
- 子宮頸がん予防ワクチン
- インフルエンザワクチン
- 成人用肺炎球菌ワクチン
- 帯状疱疹ワクチン
- MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)
いずれのワクチンでも接種希望の方はご予約お願いします。
ご予約がない場合はご来院いただいても接種できませんのでご了承ください。
子宮頸がん予防ワクチン
平成25年4月1日から子宮頚がん予防ワクチンが定期接種になっており、対象者は、12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子(小学校6年生から高校1年生相当の女子)とされてきました。
しかし、子宮頸がん予防ワクチンの接種については、まれに重い副反応が発生していることから、平成25年6月14日付の厚生労働省の勧告に基づき、市から対象者の方への接種勧奨を差し控えていましたが、令和3年11月26日付けで同通知が廃止されたことに伴い、積極的な接種勧奨が再開されることになりました。
そのため、子宮頸がん予防ワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方への公平な接種機会を確保する観点から、時限的な定期接種の特例として実施することになりました。令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間は「キャッチアップ接種」として、これまで子宮頸がんワクチンを受ける機会がなかった女性に対して公費での子宮頸がんワクチン接種が可能になりました。
対象者
・接種日現在、堺市に住民登録があり、平成9年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた女性。
・平成18年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性も順次対象者となります。 なお、過去に1回又は2回接種したことのある方は、残りの回数のみ接種が可能です。
キャッチアップ接種
対象者 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
平成9年4月2日~ 平成18年4月1日生まれ |
〇 | 〇 | 〇 |
平成18年4月2日~ 平成19年4月1日生まれ |
定期接種 (高校1年生相当) |
〇 | 〇 |
平成19年4月2日~ 平成20年4月1日生まれ |
定期接種 (中学3年生) |
定期接種 (高校1年生相当) |
〇 |
接種回数
3回接種
ワクチンの種類】
子宮頸がん予防ワクチンには「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類があります。予防効果は、「サーバリックス」、「ガーダシル」ともに同じで、いずれのワクチンも、3回接種しないと十分な効果が得られません。また、最初に選択し接種したワクチンは途中で変更することはできません。必ず同一のワクチンを3回続けて接種してください。
サーバリックス」を接種する場合
1カ月の間隔をおいて2回接種し、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて3回目の接種を行います。ただし、この接種間隔で接種できない場合は、1カ月以上の間隔をおいて2回接種し、1回目の接種から5カ月以上、かつ2回目の接種から2カ月半以上の間隔をおいて3回目を接種します。
「ガーダシル」を接種する場合
2カ月の間隔をおいて2回接種し、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて3回目の接種を行います。ただし、この接種間隔で接種できない場合は、1カ月以上の間隔をおいて2回接種し、2回目の接種から3カ月以上の間隔をおいて3回目を接種します。
接種を受けるには
予防接種ご希望の方は、お電話にお問い合わせください。
接種当日は、母子健康手帳と健康保険証を持参してください。接種当日は、原則、保護者の同伴が必要です。なお、予診票は当院に配置しています。
インフルエンザワクチン
堺市が実施する高齢者向けのインフルエンザワクチンを、当院で受診可能です。
対象
対象となるのは、以下に該当する堺市にお住まいの方です。
- 65歳以上の方
- 60歳から64歳までで、心臓・腎臓・呼吸器の機能または免疫機能に、身体障害者手帳1級程度の障害がある方(障害者手帳など、証明できるものが必要です)
期間
10月7日~翌年1月31日
費用
65歳以上:10月7日(水)より堺市在住の方は無料
65歳未満:3,000円(税込)
ただし、以下に該当される方は、費用(自己負担金)が免除されます。
- 市民税非課税世帯
- 生活保護世帯
- 中国残留邦人等支援給付世帯
- 堺市の公害健康被害補償の対象者
成人用肺炎球菌ワクチン
肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎、菌血症などの原因となる肺炎球菌に対するワクチンです。
2014年の10月から、予防接種法に基づく定期接種に、高齢者の肺炎球菌ワクチンが追加されました。そのため、成人用肺炎球菌ワクチンの任意接種をご希望される方は、堺市からの費用の一部補助が受けられます。
対象
対象となるのは、以下に該当する堺市にお住まいの方です。
定期接種
- 2019年度から2023年度までのあいだは、その年度のうち(4月1日~翌3月31日)に、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎える方
- 60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能のために身体障害1級程度の障害のある方
※以前に成人用肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがある方は対象外となります。
任意接種
- 接種日において満65歳以上で、上記の「定期接種」の対象者に該当しない方
費用
4,000円(1人1回のみ)(税込)
詳しくはhttps://www.city.sakai.lg.jp/kenko/kenko/kansensho/yobo/yobo/seijinhaien.htmlhttps://www.city.sakai.lg.jp/smph/kenko/kenko/kansensho/yobo/seijinhaien.html
ただし、以下に該当される方は、費用(自己負担金)が免除されます。
- 市民税非課税世帯
- 生活保護世帯
- 中国残留邦人等支援給付世帯
助成対象外の方 8,000円(税込)
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は、多くの人が子供の時に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。水ぼうそうが治った後も、体内の神経節に潜んでおり、加齢、ストレス、疲労や糖尿病やがんなどの免疫力が低下する病気などをきっかけに、潜んでいたウイルスが再び活動を始め帯状疱疹として発症します。体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが集まって帯状に出現します。特に、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後もピリピリとした痛みが続くことがあり、これを帯状疱疹後神経痛と呼び最も頻度の高い合併症です。帯状疱疹にならないために必要なことは、免疫力が低下しないように日頃から体調管理を心がけることが重要です。
50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができ、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。
①弱毒生水痘ワクチン
弱毒化された生きたウイルスが含まれており、小児に使用する水痘ワクチンですが、帯状疱疹を予防する効果があります。1回の接種で済みますが、有効性は約50~60%で、5年を超えると有効性が低下します。ただし、明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方は接種できません。
費用
8,000円(税込)
②不活化ワクチン
2ヵ月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が90%以上と高く、効果の持続も10年程度見込まれます。生ワクチンに比べると、注射部位の痛みや発赤、腫れなどの副反応が多く出ると言われます。
費用
1回22,000円(税込)、2回接種で44,000円(税込)
帯状疱疹予防(水痘) | 帯状疱疹予防(シングリックス) | |
---|---|---|
ワクチンの種類 | 生ワクチン | 不活化ワクチン |
接種回数 | 1回 | 2回(2カ月後に2回目) 遅くとも6カ月後までに接種 |
予防効果 | 50〜60% | 90%以上 |
持続期間 | 5年程度 | 9年以上 |
副反応 | 接種部位の痛み 腫れ、発赤 3日~1週間で消失 |
接種部位の痛み 腫れ、発赤 3日~1週間で消失 |
料金 | 8,000円(税込) | 1回22,000円(税込) 2回接種で44,000円(税込) |
長所 | ・1回で済む ・値段が安い |
・免疫が低下している方にも接種できる ・予防効果が高い ・持続期間が長い |
短所 | ・免疫が低下している方には接種できない ・持続期間が短い |
・痛い ・2回接種が必要 ・値段が高い |
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)
事前に風しんの抗体検査を実施し、抗体価が不十分な場合、予防接種を実施します。
※抗体検査・予防接種ともに、住民票のある市区町村から送られてくるクーポン券が必須となります。
クーポン券が無い場合は無料で受けることはできません。
対象
昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日までの間に生まれた男性